会社概要
2020年6月現在 | |||
社 名 | 有限会社 豊中駅前まちづくり会社 | ||
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所在地 | 豊中市本町9丁目1番1号 (〒560-0021) | ||
連絡先 | TEL/FAX:06 - 6858 - 6190 | ||
出資金 | 465万円(設立時 355万円) | ||
設立日 | 平成11年(1999年)12月21日 | ||
役 員 | 取締役 会長 | 芦田 英機 | 大学教員(元·豊中市助役/元·京都女子大教授) |
代表取締役 | 小林 和久 | 豊中駅前まちづくり推進協議会 事務局長(鮮魚こばやし) | |
取 締 役 (五十音順) |
岡本 眞弘 | 税理士法人岡本会計事務所 代表社員 | |
熊澤 一郎 | 公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会 副会長 /(株)財産プランニング研究所 代表取締役 | ||
西田 純二 | (株)社会システム総合研究所 代表取締役 / 京都大学経営管理大学院 経営研究センター特命教授 | ||
馬場 正哲 | (株)地域計画建築研究所(アルパック)主席研究監 | ||
山澤 望 | 元·北大阪急行電鉄株式会社 社長 | ||
監 査 役 | 角谷 嘉則 | 桃山学院大学 経済学部 准教授 | |
ほか出資者 | 23名 |
沿革
資料
背景
一つは、平成7(1995)年5月に、「まちづくり協議会」が作成した『豊中駅前まちづくり構想』の実現化を本格的に進める時期を迎えていたということがある。
『豊中駅前まちづくり構想』を構成する課題は多く、また、互いに関連している。事業化・まちのルールづくりを促進するには、まず、当事者の一員となって取り組みをリードする「役割・仕組み」が求められていた。
二つ目は、豊中市が実施した「市立豊中病院跡地(約1ha)の暫定事業プロポーザル」への応募であった。病院跡地は豊中駅の南約300mにあり、豊中市の中心市街地をリードする開発用地として注目された土地で、その利用は、『豊中駅前まちづくり構想』策定時の大きな話題の一つとなっていた。
- 役所が事業主体になって進める“公共施設の整備”
- 役所と地元が共同して進めるまちづくり事業(面整備など)
- 地元が事業主体となって進める“民間レベル”のまちづくり事業
(応募した提案は、最終審査まで残ったが、1位には選ばれなかったが、この提案がまちづくり会社の初めての取り組みであった。)
役割
- まちづくりを進めるための討論会やまちの課題をテーマにした勉強会の開催
- まちづくりを進める主体の取り組み支援
- 地元と役所との連絡調整などを行なう中間組織
- まちの改善を進める事業
- まちの活性化を進める主体のコンサルティング
- 新しい仕事やサービスを担う起業家の育成
- まちの魅力や情報を発信する拠点づくり
- まちの文化の創造と育成
主な事業
- 「まちづくりニュース」の発行*バックナンバー
- ・毎月2回、A3判で10,000部を新聞折込により配布しています。
- ・2020年6月よりB4判で毎月1回発行に変更しました。
- 「豊中寄席」の開催(旧「アイボリー寄席」)
「アイボリー寄席」の名称でホテル・アイボリーで第1回(2008年)より第12回(2012年)まで3か月に1回開催していましたが、第13回以降「豊中寄席」と改め野村証券豊中支店ホール等を会場に開催しています。参加費は障碍者・介護者割引も設けています。
- 「バス ツアー」の開催
※ いままでに開催したツアーを紹介します。
- 黒豆刈り+丹波竜発見地探訪
- 高野山詣で
- 黒豆刈り+篠山城下町散策
- 黒豆刈り+丹波薬草園
- 黒豆刈り+丹波焼見学(温泉入浴)+美術館
- まちづくり推進協議会事務局
- 七夕まつり実行委員会事務局
設立時の主な事業
- フリースペース「わくわくステーション」の運営
- 「工房&Cafe B♭びーふらっと」運営
- 買物客用自転車置場の設置
- スピード印刷事業
- 「豊中駅前商人大学」の企画運営
- 「豊中文化村構想」の推進
その他行ってきた事業(いずれも現在休止または中止)
- 「新免館寄席」の開催
- 「豊中まちづくりフォーラム」開催(開催は別組織へ移行)
- 「暮らしセミナー」の開催
- 「レンタルスペース」の提供
- まちづくり活動に関する研修・視察受入
- 印刷物作成・コピーサービス
- HP作成
会社運営方法
- 総会
- 取締役会
- 業務会議
4名:専従2+取締役2
- 企画会議
9名:専従2+取締役3+大学教員2+コンサルタント2(随時学生委員を加える)
タウン・マネージャーの役割
- (1)情報共有
- 1)まちづくりニュースの発行
- 商店街の情報提供
- 商業ビル工事情報の提供
- まちづくり推進協議会の情報「じゃすとナウとよなか」の掲載
- 1)まちづくりニュースの発行
- (2)コーディネート
- 1)まちづくり推進協議会の支援 協議会事務局請負
- 2)企業との調整 こもれびガーデン、まちづくり推進協議会活動への勧誘
- (3)集いの場の設定
- 1)豊中まちづくりフォーラム
まちづくり推進協議会の勉強会テーマの講師を呼ぶ - 2)地域寄席(豊中寄席・新免館寄席)
高齢者、障害者、子ども・・・に近場で味わう落語会
- 1)豊中まちづくりフォーラム
タウン・マネージャーへの期待
- (1)管理(=官吏)にはない運営 マネジメント(=活動にとって“運”が良い、運営(ウンエー))甲(公=官)が高いと、靴が履きにくく、苦痛である。
- (2)自律を促す“支援”(=アウトリーチ)の発想 “自殺幇助”の発想
- (3)通訳
- 一人2役
- プレーイングマネージャー
「まちづくり会社」は、「地域商業振興事業として平成元年度に制度化され、平成2年3月、新潟県中里村で第1号の「街づくり会社」が立ち上げられたとされており、地元の中小小売業と自治体が共同出資して公益法人または会社をつくり、それに対して中小企業高度化融資を行い、地域商業の再生を図ろうとした。後のタウンマネジメン機関(TMO)の原型とも言える。」(『商業・まちづくり「口辞苑」』)のだが、豊中駅前まちづくり会社は自治体からも企業からも出資は受けておらず、「思いは高く、地位低く、手間暇かけて儲け下手、社会の隅で活動する会社」と自虐気味につぶやき、社内から不平が出た逸話があるが、「“マネー”と“地面”」との闘いに、まちづくり会社の“マネージメント”も、なかなか安定期を迎えられていない。
この間、数多くの方々からの善意に支えられてきている。寄付や協賛広告を頂戴し、ボランティアスタッフとしての日常的な働きや、大家をはじめとして経理・不動産関連の方々には格別のご厚意を頂いている。
さらに、6月中旬から会社の前面を開放し、明るくなって会議コーナーも格段に拡げることができた。更なるボランティアスタッフ・資金の支援とともに手軽なコピー機・便利な立地の会議室の活用を期待している。今月をまちづくり会社の新生月としたい。